今回は香港で経理担当者を採用する際のポイントをお伝えしていきたいと思います!
まず経理資格欄ですが、香港の場合はLCCIという資格が日本の日商簿記と同じような位置づけになります。
いろいろ書いてあってもLCCIという記載が無い場合は、ちゃんとした簿記の勉強をしていない可能性が高いので要注意です。
また香港の資格はだいたい数字が大きいほど難易度が上がります。
LCCI2級よりも3級のほうがレベルが高いのでご注意を!LCCI2級あれば基本的な簿記の知識はありますが、3級まで持っている方がベターです。
その他使用できる会計ソフトをいくつも記載していることがありますが、基本的には簿記の基礎知識さえあればどのソフトも同じように使いこなせるはずですので、ここは自社の会計ソフトの使用経験があればラッキー程度にして、あまり重視してはいけません。
そしてこのあたりを参考にしつつ書類選考して絞り込みますが、面接時には簡単な30分くらいの簿記のテストをすることを強くお勧めします。
特に簿記の全体像を理解しているかみるためには、損益計算書と貸借対照表を作らせるテストがいいと思います。
点数も重要ですが、そのテストに対する姿勢(慎重に見直しするタイプかどうか)やスピードも判断材料になりますよ!ちなみにテスト中にあきらめて帰る人も、割といます(笑)。
簿記の全体像を理解せずに機械的に特定の仕訳の仕方だけ覚えている人は、特殊な取引や新しい取引に対して応用が利かないので、できるだけ簿記の考え方を理解している人を採用したいものです。