今回からこんな恥ずかしいタイトルのコーナーを担当させていただくことになりました、日本の会計士・税理士の板倉です。
何者かと申しますと、香港と日本で十数年ほど会計事務所を運営している者でして、日系香港法人の会計税務関連業務や日本・香港間の国際税務アドバイザリー業務等を中心にやっております。
私にできることならばなんでもやります!スタンスですが、現状のお客様をみてみますと、経理専門の駐在員までは置く余裕はないけれども、香港法人の会計税務はしっかりとうまいことやってほしい!というお客様が多いですね。
ガンバリマス。
ということでそれはそれはいろいろな問い合わせや相談がくるのですが、このコーナーでは香港の会計税務まわりでありがちなトラブルとその対処法についてお話していくつもりです。
で、早速今週のお悩みですが。
やっぱり香港で会社を運営するにあたって日本と大きく違うことの一つに、社員がすぐ転職するという点がありますよね。
通常は退職の1か月前の日付で通知を受けるわけですが、それから経理スキルをもった人材を探して、引継ぎをしなければなりません。
退職前には有休を消化したりしますので、事実上の引継ぎ日数は数日程度になってしまうことも少なくないのです。
なお辞める原因の一つには、もともと経理スキルが不足しているためにその会社の経理業務をうまく処理することができず、そのうちどうにもならなくなって辞める、ということもよくあります。
これは引き継いだ人が一番頭を抱えるパターンでして、前任者の不始末を処理するところから始まりますので、後任の人も耐えきれなくてすぐ辞めるという悪循環が始まりかねません。
では突然辞められる場合に備えるにはどうしたらよいでしょうか? それは、、、来週に、続く!!